- Miyuki Nemoto
中学英語教科書の会話文は奥が深い!?
更新日:2022年8月11日
こんにちは。NEXUSよりネモトです。
以前書いた記事
「○○○を知らなくても英会話は出来る」の続編です。
最近の中学校英語教科書は、
昔と比較すると随分改善されたとよく耳にしますが、
私が気になったある文章をご紹介したいと思います。
以下の文章をご覧ください。
新しくやってきた*ATLが自己紹介をしているという設定です。
*ALT ⇒ Assistant Language Teacher
(外国語指導助手)
Hi, everyone. I'm Kate Wood.
I'm new here. I come from Canada.
I speak English and French.
I like music very much.
I play the piano.
ちなみに上記の文章は、
当スクールのある日高市で採用している中学校一年生用
英語の教科書の一部です。
文法的には何の問題もない文章ですが、
一般的に英語を母国語としている人であれば
「I come from Canada.」ではなく、
「I'm from Canada 」と自己紹介する場合がほとんどです。
複数のネイティブにも確認しています。
ラスにこの文章をみてもらったら、こんな意見が返ってきました。
「I come from Canada.」と誰かが自己紹介した場合、
この人は、「英語ネイティブじゃないな。」と思うそうです。
上記の場合だと、
「I speak English and French. 」 と言っているので、
(私は英語とフランス語を話します。)
カナダ・ケベック州の出身で、フランス語が公用語の人だから、
「I come from Canada.」と言ったのかもしれないと推測するそうです。
奥が深すぎる。。。。。
私は単純に不自然だとしか思わなかったのですが、
そこまで考えるのかあ~とやけに感心しました。
そんなわけで、
「どこのご出身ですか?」と聞きたい場合は、
「Where are you from ? 」
(どこの出身ですか?)
「I am from ~.」と答えるのが、一般的です。
(~の出身です。)
それでは、また。