- Miyuki Nemoto
違法だったお酒。ムーンシャインはどんな味!?
更新日:2022年8月11日
こんにちは。NEXUSマンツーマン英会話よりネモトです。
(6年前に私がアメブロ向けに書いた記事を少し変えたものです。)
今回は、禁酒法時代(Prohibition era)に作られていたお酒(ムーンシャイン)についてのお話です。
ムーンシャインは、禁酒法時代にアメリカで作られていた高純度蒸留酒の総称ですが、
夜月光のさす中、こっそりとお酒を作っていたことから「Moonshine」の名がついたと言われています。
トウモロコシを主原材料として作っていたようです。
そしてムーンシャインはウイスキーと違い、熟成させないので無色透明です。
熟成させたもの(樽に一定期間寝かせたもの)はウイスキーと呼ばれ、さらに原材料のトウモロコシが51%~で且つ特殊な樽に熟成させたものはバーボンと呼ぶらしいです。
*What's differences between bourbon and whiskey?
内側を焦がした樽を使用することでバーボン独特の味(スモーキーな味)が作り出されるのだそうですがウィスキー&バーボンの話は割愛します。
ムーンシャインに話を戻します。
現在もムーンシャインを作っている方はいらっしゃるようですが、中には正式に許可を取り、
ムーンシャインの名前を使って蒸留酒を製造/販売している会社も存在するようです。
なお、現在でも公的機関の許可なしにムーンシャインを作ることはアメリカや多くの国で違法です。
焦点となるのは、おそらく商業用なのか?自家用なのか?がまず一点。
二点目は、純度の問題。
アルコール度が高いと飲むには危険な可能性もあるからではないかと推測します。
私の調べた限りでは、残念ながら日本で手に入りません。
ムーンシャインについて
Wikipedia (英語)
Weblio.jp (日本語)
History of moonshine (英語)
実は、アメリカに居たころ、味見したことがあります。
どんな味か?気になりますでしょ?
感想は一言でいうならば、
「喉が焼けるように熱くなり、燃えているかのようにポカポカし、そしてジンジンしました。。。」
一言じゃないな。(゚_゚i)
アルコール度が強すぎて、もはや味どころではない状態。
私が飲んだムーンシャインは、無色透明。(色のついたムーンシャインはないらしい)
度数の強いウォッカとテキーラを足したような味に近いかもしれません。
若い頃、好んでheavy liquorを飲んでおりましたが、さすがにムーンシャインはすごかったです。( ̄_ ̄ i)
本当に口から火を吹くのではないかと思えるくらいです。(75%くらい?)
一杯飲んだ後は、何も飲む必要はありませんでした。
ですから、安上がりなのかもしれません。
以前、アメブロにこの記事をアップしたとき、
「密造酒を飲んだということは犯罪じゃないか」とコメントを頂いたことがあります。
一応、皆さんにお伝えいたしますが犯罪ではありません。
何度も申し上げておりますがムーンシャインは、公的機関からの許可を得ずに製造しているお酒の総称です。
例えば、販売用ではなく、自家用に作っているものも厳密にはムーンシャインに当たります。
商業用ではないので、罪に問われることは稀です。
もっとわかりやすく言えば、
自分の家で梅酒を作って飲んでいるのと同じ感覚です。
日本でも東急ハンズに行くと自家用ビールが作れるキットが売っていますよね。
でも許可なしに酒類を造るのは日本でも違法です。それと同じです。
また、以前(ナスカーと禁酒法の関係)でも触れておりますが、
アメリカでは1920年に禁酒法が施行され、一時的に酒の製造、販売、運搬は禁止されていた時代がありました。
しかし、飲酒そのものは違法ではありませんでした。
そのため、禁酒法時代にお酒を飲んでも罪に問われることはなかったのです 。
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蛇足ですが、Absinthe(アブサン)とアルコール度数は同じくらいかもしれません。
アブサンは、めちゃくちゃ強くて、薬草っぽい味(アニスやフェンネルシードのような味でリコリスっぽい味)がするのですが、結構いけました。
あくまで個人的意見です。
あれ?
日本でアブサンって飲めるのかな??
ただの酒好きと誤解されたくないので、お酒の話はここでやめます。
それでは、また。