- Miyuki Nemoto
Stay home VS Stay at home
更新日:2022年8月11日
最近よく耳にするフレーズ。
"Stay home"
これは文法的には正しいのでしょうか?
という疑問。
文法をしっかり勉強してきた人たちは、
何故 ”at”が抜けているんだ?と思うらしいです。
そんなわけで、
ラスに確認しました。
”Stay home” は、間違いではありません。
どちらも使います。
*Practical English Usage (英文法の本)にも記載されているようです。
◆ Stay home 〇
◆ Stay at home 〇
場合(コンテンツ)によって”at” が抜ける場合があります。
アメリカ英語口語では、”Stay home” は普通に使います。
・ I'll be at work until 7:00, but I'll be at home all evening. 〇
・ You can visit me anytime. I'll be home all evening. 〇
しかし "She is a stay at home mom"〇 とは言っても
"She is a stay home mom " ✖ とは言わないんです。
”Home” は、名詞だけと思われている方も
いらっしゃるかもしれませんが、
形容詞、副詞、動詞としても使われる
面白い単語なんです。
(英英辞書で是非、確認してください。勉強になります。)
そのため、用途によって
前置詞が付かない場合もあり得るわけです。
と考えるとなんとなく腑に落ちますよね。
前置詞の後にくる単語は、基本的には名詞や代名詞。
または名詞節や名詞の働きをする語句だと
学校で習いましたよね?
それらを踏まえて考えてみてください。
例えば、
Go to work 〇 と言っても
(職場へ行く)
Go to home とは言いません。
この場合、”to” が抜けて ”Go home” となります。
これは、home を名詞ではなく、副詞として使っているので、
”to” が入らないと主張する方もいます。
大昔、ライティングのクラスで
いつも先生に直された箇所なので、
私自身は、単純にこういうもんなんだと理解しています。
”to” の最も一般的な使い方は、
目的地、向かう先を表現する場合です。
以下が典型的な例です。
・I go to work.. 〇
・I fly to Hawaii. 〇
・I go to school. 〇
しかし、先程も申し上げたように
・I go to home. ✖ とは言いません。
・I go home. 〇 が正しい言い方です。
”home” は、単なる「目的地/向かう先」としての
「家」の意味だけではなくて、
自分のうち、自宅、出身地、
故郷(ふるさと)等の意味。
つまり目的地以外の意味もあるから
前置詞が抜けるのかもしれないと
ラスは言っていました。
なるほどね。
では、
”Stay home” の場合は、
なぜ ”at” が入らないのでしょうか?
この場合の”home”は副詞だからでしょうか?
アメリカ人は、前置詞を抜かしてよく使うけれど
厳密には間違いだと主張するイギリス人もいます。
急に思い出したんだけど、
「なんで、"at" を抜かして言うんだ」と
オーストラリア人の先生に
指摘/直された記憶があります。
ってことは、やはり、
イギリス英語やオーストラリア英語では、
"at"が必ず入るのでしょうか?
う~ん。難しい。。。
ネイティブの間でも賛否両論ありまして、
何が正しいのか、日本人の私にはわかりません。
言葉は生きているので、常に変化しています。
特に英語は変化の多い言語ではないかと思います。
受験英語や資格英語には全く参考になりませんね。
英会話では、もう慣れるしかないです。
こんなことしか言えなくて申し訳ないです。
でも数をこなすと、前置詞が抜けている、
又は入っていると何となく気持ち悪い、
しっくりこないと、ある程度わかってきます。
どんだけ数をこなせばいいのかって?
正直、わかんないです。
だって、私も間違うことありますもん。。。
学習を続けるしかないです。
でも論理的に文法を知りたい方は、
英語で書かれている英文法の本を読んでみてください。
では。
【お薦めの英文法テキスト】
・Essential Grammar in Use (基本)
・Practical English Usage
・Essential Grammar in Use (中級)