- Miyuki Nemoto
英語で雑談できますか?パート1

〜何を話せばよいのか分からないあなたへ〜
こんにちは。nexusより根本です。 みなさんは、small talk (スモールトーク)をご存知でしょうか。 small talk : 「light conversation」「casual talk」「chitchat」 日本語では「おしゃべり」「世間話」「雑談」「談笑」でしょうか。 仕事上の話は英語で問題なくこなせるのに、 会議の合間や接待(dinner meetings 等)の談笑になると 苦手とおっしゃるビジネスパーソンがいらっしゃいます。 そこで本日は雑談する際のポイントと使えるトピックをご紹介したいと思います。
まず一つ目。日本でも同じかと思いますが、 「Be positive」 批判的、ネガティブなコメントは避けましょう。 二つ目は「Don't get too personal」 つまり個人的な突っ込んだ話はNGです。 例えば、年齢。 「How old are you?」と年齢を聞けるのは子供だけです。 大人に年齢を聞くのは基本的にはタブーです。 アジア人は一般に若く見られるため、 20代の頃は私も年齢をよく聞かれました。 謎なのは、アジア人には年齢を聞いても大丈夫と思っているアメリカ人がいることです。 正直、私自身は快く思いませんでした。 その際、自分の年齢を言ったことはありません。 「I'm old enough to have a drink.」 と笑顔で言い返せば、最低でも21歳だとわかるからです。 他にも体重、結婚しているのか?彼氏・彼女はいるのか?子供がいるのか?等も基本的にはダメです。ご注意ください。 ちなみに「Where are you from?」 はオッケー。 出身地から話が広がるので、スモールトークには良い質問です。 そして3つ目は「Find common ground quickly」 つまり「相手が興味を引く話題を素早く察知すること」 かと思いますが、 必ずしも共通の趣味があるわけではないので、 共通の話題を探すのは難しいと思われる方も多いかもしれません。 しかし、ある程度の準備はできます。 あくまで雑談ですから仕事とは外れた話題がおすすめです。 【その1】 一番、安全な話題。 それはずばり「天気」です。 How is the weather over there? (そちらの天気はどうですか?) *オンライン会議の際に使える。 (It's) Beautiful day, isn't it? (今日はよい天気ですね。) It looks like it's going to rain. (雨が降りそうですね。) どうです。簡単でしょう? 【その2】 次は「食べ物」です。 相手方のご出身の地域や国の食べ物について、話してみてはいかがですか? とりあえず、相手方のお住まいの地域で有名な食べ物をほめる。 例えば「テキサスのステーキは美味しいです。」とか (但し、オーストラリア人が一緒の席にいる場合は、彼らはオージービーフに誇りをもっていますから言わないほうがいいかも?) 「カンザスはポークのBBQで有名だよね?」「ボストンはクラムチャウダーがうまいよ」等 【その3】 次に安全な話題は「観光地」 時間があれば観光に行きたいのだけれど、 どこかお薦めの場所ありませんか? など聞いてみるのもグッド。 【その4】 もし相手がゴルフ好きであれば、ゴルフについて話せばいいし、 ワイン好きな方であれば、ワインについて聞いてみるなど、 相手が興味を示した話題に対して質問を投げかけてみるのも一つの手です。 質問すれば相手が勝手にしゃべってくれる可能性もありますので、 その際は「ちゃんと聞いてますよ。」という意思表示のためにも あいづちを忘れないようにしましょうね。 【その5】 相手が何に興味をもっているのかわからない場合、 「話題のニュース」について尋ねてみるのはいかがでしょうか。 そのためには、現地のニュースを予め把握しておくことがポイントになります。 現地で話題のニュースはネットで簡単に調べられますよね。 予め把握しておくことで、 こちらから話題を投げかけることが可能になります。 結局のところ、日本語で会話するときと同じです。 それが他の言語に変わっただけに過ぎません。 最後に。。。
【スモールトークの注意点】
雑談でも気を付けなければいけないことがあります。 日本でも同じようなことが言われているかと思いますが、 アメリカでは「政治」「宗教」「野球」については話題にしないほうがよい と一般に言われています。 野球オンチの私には、よくわかりませんが、 地元チームに対する愛着心がとりわけ深い方が多く、 (特にボストンやシカゴか?) 場合によってはケンカの原因にもなるそうです。 例えばですが、ボストンに行ってNYヤンキースのファンだとは言わない方が安全と言われたことがあります。 ボストンのレッド・ソックスとニューヨークのヤンキースは永遠のライバルだからだそうです。 大昔の話ですが、ボストンに行った時、 たまたま居たスポーツバーで野球中継をしていたのですが、 熱狂的なファンがいっぱいで圧倒された記憶があります。 バーに居た客のほぼ全員が赤いベースボールキャップやジャージを着ていて(大袈裟ではなくて本当にほぼ全員) これでは他のチームの応援はできないだろうなという状況でした。 もしあなたが私と同じように野球オンチの場合は、 心配しなくても大丈夫です。 しかし、あなたがMLB(メジャーリーグ)に詳しい、 または野球がお好きな場合、 相手の好きなチームがわからない場合もあるかと思いますので、 特定のチームやプレイヤーに関するネガティブなコメントは避けた方が無難でしょう。 いかがでしたでしょうか? 次回はカジュアルなシーンで使える スモールトークのトピックをご紹介したいと思います。 では、では。 *わたくし個人の経験に基づいております。ご了承ください。