- Miyuki Nemoto
留学したのにあまり英語が喋れない人たち
留学やワーホリなど海外生活の経験がある人たちが、
必ずしも現地の言葉や英語が話せるようになるわけではないことを皆さんはご存知ですか?
5年以上アメリカに在住している、または在住していたにもかかわらず、
英語があまり話せないという方を、アメリカに居た頃、私はたくさんみてきました。
どうしてだと思いますか?
この種の人たちは二つのカテゴリーに分かれます。
1、日本人とばかり一緒にいる/いたため、日常会話程度しか話せない。
2、帰国後、使わなくなった/勉強しなくなったので忘れてしまった。
留学先で何をするべきなのか、帰国後に何をすべきなのか、
ここに、答えが出ています。
1、日本人とばかりたむろするのはやめる。
出身国が同じ人と一緒にいると安心するし、心地いいんですよね。
でも、あなたが何のために留学したのかをよ~く考えてください。
友達をつくることも大切ですが、
日本人だけではなく、他国からの留学生と積極的に交流をもつことをおすすめします。
お互いにつたない英語で話すことも重要です。
留学してしばらくは、ホームステイをしたり、
ドーム(学生寮)に入居するのがよいでしょう。
ホストファミリーや現地の学生、留学生と交流する機会が多いのがその理由です。
ちなみに
初心者以下のレベルだった私はいつでも誰かと話せるように辞書を持ち歩きました。
買い物に行くときも友達と飲みに行くときも持っていました。
アメリカの地図も持ち歩いていたので、
「クラブに行くのに何で持ってるの?」と友達に笑われたこともありました。
私にとっては、話のタネになるからちょうどよかったのと、
あとは、アメリカに住んでいるからには、
50州がどこにあるとか知っておいたほうが
いいと単純に思っただけなんですけどね。
その当時は、まだ携帯電話も珍しい時代でしたから、
スマホなんてないし、電子辞書も今のように性能がよくなかったので、
ポケット辞書を持ち歩いていたってわけです。。。
話が横道にそれてしまいましたが、次に参ります。
2、帰国後も英語学習を続ける。英語学習は一生続けるものです。
帰国後に何もしなかったので忘れてしまったという方が思った以上に多いです。
せっかく話せるようになった英語を使わず、
メンテナンスもしないで忘れてしまったという方。
今からでも遅くありません。すぐに英語に触れる機会を作りましょう。
私自身も帰国後、英語力が落ちたと実感しました。
だからこそ、忘れないようにと毎日英語に触れる努力をしているのです。
既に帰国をしている方、苦労して得た英語力を保つ努力をしてください。
言語は使わないと確実に忘れます。
一度覚えた英語です。また始めれば、少しずつ思い出してくるでしょう。
だからこそ、英語の勉強は続けてください。
やり方は、自由です。
ただ必ず、英語を話す;スピーキングの機会を積極的に作ってください。
英会話スクールに通う、国際交流サークルに参加する等、いろいろとあると思います。
英語を読んだり、書いたり、聴いたりすることは独学でできますが、
スピーキングは相手なくしてできないからです。
英語を話す機会が全くない場合は、音読やシャドーイングでも構いません。
声に出すことがとても重要です。
では。