ボストンに引越しする前に知っておきたいこと

こんにちは。NEXUSよりネモトです。

本日は、ボストンのアパート事情についてお話したいと思います。

はじめに、

ご存じの方も多いかと思いますが、

念のため単語の説明をいたします。

マンション (Mansion) とは、英語では、豪邸を意味します。

日本でいう、分譲マンションは、

”Condo”(コンド)又は”Condominium”(コンドミニアム)と言います。

アメリカ大家さんからご指摘がありましたので、追記いたします。

コンドミニアムとは、

「集合住宅の区分所有という所有形態の一つ」にあたるそうです。

ユニットごとに所有者が違う集合住宅ということになるかと思います。

日本のマンションのようなコンドミニアムもあれば、

こんなデザインのコンドミニアムもあります。

ネモトが過去に所有していたコンドミニアム(ユニットは違います)




https://www.trulia.com/homes/Nevada/Las_Vegas/sold/1000162418-5155-W-Tropicana-Ave-2056-Las-Vegas-NV-89103

コンドミニアムを所有している方が貸し出しをしている場合もあります。

賃貸アパートは”Apartment ”(アパートメント)です。

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さて、本題に入りましょう。

ご夫婦でご受講されている方で、

年末にボストンにお引越しされる方がいらっしゃるので、

アパート事情を一緒に調べてみることにしました。

今回は、賃貸物件のお話をしているので、

分かりやすくするため、”landlords”を「賃貸物件所有者(オーナー)」

または、「貸主」と訳しています。ご了承ください。

<その1>ボストンのアパートの家賃は高い!

1ベッドルームで、$2,500(≒258,600円)とか当たり前で、

          (2016/10/16:換算レート103.44円)

もちろん場所にもよるのかもしれませんが、

東京より高い。。。(T_T)

ラス曰く、アメリカはGentrification の影響で、

家賃が高騰している地域が結構あるらしくて、

ボストンが果たしてその影響があるのか?というと

私にはわかりませんが、家賃は全体的に高いようです。

Gentrification: ”When people with money start fixing up poor neighborhoods, that’s gentrification. Sounds great, except it usually means the poor residents can’t afford to live there anymore and have to move.” (Vocabulary.com より)

”劣悪化している区域に中流階級あるいは裕福な階級の人口が流入していくのを伴った区域再開発・再建プロジェクトのことで、通常それまでの貧困層の住民が住む場所を失う”(英辞郎より) 

注記:アメリカの「Gentrification 」については、改めてお話できればと思いますので、今回は割愛します。

<その2>

アメリカには「Lead Paint Law」が存在する。

(鉛塗料に関する法)

日本では、室内の壁をペンキで塗る習慣がないせいか

あまり問題視されたことがないような気がしますが、

アメリカでは、

近年、水道水から基準値以上の鉛が検出された地域などがあって、

その地域に住む子供たちの多くが病気になる等

鉛による汚染が問題視されており、

鉛の汚染を防ぐための様々な法律が存在します。

とくにマサチューセッツ州は、

「Lead Paint Law 」(レッド・ペイント・ロウ)が

(鉛塗料に関する法)

他の州と比較しても厳しくなっているようです。

現在は、鉛を含んだ塗料は使ってはいけないようですが、

建物が古い場合、鉛を含んでいる可能性があり、

とくに古い建物の多いマサチューセッツ州 ボストンでは、

1978年以前に建てられた建物で、6歳未満の子供が住んでいる場合、

鉛塗料の検査を受けなければならないとしており、

鉛が検出された場合には、

それを取り除かなければならないとされています。

しかし、

検査費用も鉛除去作業費用も建物の所有者負担となるために

実際、検査をしていても

除去作業を行っていない方も少なくないようです。

(マサチューセッツの場合は補助が出るらしいけどね。)

ご参考までにマサチューセッツ州の保健社会福祉サービス部門の

リンクを貼っておきましたので、さらにご興味のある方はどうぞ。

マサチューセッツ州 Health and Human Services 

(保健社会福祉サービス部門)のサイトより

http://www.mass.gov/eohhs/gov/departments/dph/programs/environmental-health/exposure-topics/lead/lead/massachusetts-lead-law-requirement.html

問題なのは、鉛塗料の除去作業をしていない賃貸物件を

所有している人が貸し出しをする場合です。

賃貸物件の所有者は、

その建物に住む子どもが鉛中毒になった場合、

法的責任を問われるために、とくに6歳未満の子供さんがいる家族は

最初からお断りをしているオーナーさんがいらっしゃるようですが、

法律では、禁止されている行為です。

たとえば、

「建物から鉛塗料が検出されていると承知の上で入居します。」

といった内容の同意書に、借主が署名をしたとしても、

貸主は、法的責任を回避することはできない。となっています。

”If a child is lead poisoned by lead hazards where the child lives, the owner is legally responsible. An owner cannot avoid liability by asking tenants to sign an agreement that they accept the presence of lead paint. Complying with the Lead Law is the best protection an owner has from liability.” 

(マサチューセッツ州 Health and Human Servicesのサイトより)

賃貸物件の所有者は、本来であれば、

鉛の検査&鉛塗料の除去作業をしなければならないと同時に、

子どもを理由に入居を拒否することはできないとしています。

しかしながら、例外がいくつかあって、

・Two-family homes where the owners are occupants. 

(オーナーが居住している Two family homes の場合。)

・Certain buildings intended for and occupied by people over 55 years old.

(居住者を55歳以上の方に特定した建物の場合。)

については、子ども入居のお断りをすることが

認められる場合もあるとしているようです。

Two family home とは、こんな感じの建物です。


(出典:http://sibum.pair.com/pinegrov/pv/floorplans.php?type=Multi-Family

<その3>

賃貸物件の所有者は子どもを理由に入居を拒否できない。(例外あり)

”Families with children are protected from discrimination by the fair housing laws.However, the law also protects women who are pregnant and households in the process of adopting a child, getting custody of a child, getting guardianship of a child, or who provide foster care for children.”

更に詳しく知りたい方は、こちらからご確認ください。

Common Forms of Housing Discrimination (英語)

http://www.masslegalhelp.org/common-forms-of-housing-discrimination

<その4>