スパイダーマン と 最高裁 <PART1>

こんにちは。



NEXUS【ネクサス】Englishマンツーマン英会話よりネモトです。



今回ご紹介する記事は、



アメリカ最高裁で下された判決についてのお話です。



まず本題に入る前にアメリカ最高裁について



簡単にご説明できればと存じます。



*日本語訳はあくまで参考です。筆者は翻訳家ではございません。

ご了承ください。



The Supreme Court of the United States

(米国最高裁判所)は、



The Chief Justice of the United States

(最高裁判所長官);John Roberts



をはじめとし、計9名の最高裁判所判事で構成されております。



Justices of the Supreme Court of the United Statesは、

(最高裁判所判事)



”大統領が指名し、



Senate(上院)のAdvice and consent(助言と同意)を必要とする。”



とされております。



日本と違い終身制のため、死ぬまでまたは自ら辞めるときまで



最高裁判所判事として地位を保証されそうです。



ちなみにアメリカでは、



最高裁判所長官の名前を聞けば、ほとんどの方がご存知です。



Associate Justice of the Supreme Court of the United States

(米国最高裁判所陪席判事)


の名前も全員は知らなくても何名かの名前は、皆知っています。



アメリカ人でもない私でも知っています。



それだけ、



米国では頻繁にメディアで取り上げられ、



最高裁に対する関心が高いということなのかもしれません。



*****************************************



前置きはここまでにして、本題に入りましょう。



今回ご紹介する記事はこちら

Justice Elena Kagan drops Spider-Man references throughout Kimble v. Marvel opinion



リンク:The Supreme Court of the United States

(最高裁公式サイト)英語



Biographies of Current Justices of the Supreme Court



現在の最高裁判所判事のプロフィールにご興味のある方は

こちらへどうぞ(英語)



今回ご紹介する記事は、



スパイダーマンのコミックブック&映画の権利を所有する



Marvel Entertainment(会社名)と



おもちゃの考案者(作った人);STEPHEN KIMBLE が



ロイヤリティ(印税)をめぐって争っていた裁判の判決についての記事です。



結論から先に申し上げます。



”The Supreme Court refused to overrule precedent and sided with Marvel Entertainment by concluding that a patentee cannot continue to receive royalties for a patent after it expires.”



簡単に言うとこんな感じです。



「特許権の存続期間終了後、



特許権保有者(STEPHEN KIMBLE )は、



ロイヤリティ(印税)を継続して受け取ることはできない”



と最高裁は判決を下した。」



STEPHEN KIMBLE 氏は考案したおもちゃの特許権をもっていたが、



2010年に特許権の存続期間は終了しており、



ロイヤリティ(印税)についてもめていたようです。



少し調べてみたのですが、



話は思った以上にややこしいので、裁判の背景をご説明したいと思います。



"In 1990, Kimble created and patented a Spider-Man toy that allowed users to shoot web-like material from the palm of their hands, mimicking the comic book hero’s spider-like qualities."



STEPHEN KIMBLE 氏は、1990年、



スパイダーマンのように手から



くもの糸(のようなもの)が出るおもちゃを考案し、特許権を取得。



"Marvel rejected Kimble’s proposal for the company to sell the toy and began producing and selling a similar product known as the Web Blaster."



Marvel Entertainmentは、STEPHEN KIMBLE 氏の考案した



おもちゃの販売に合意せず、



その後、彼の考案したおもちゃと似た



おもちゃ「the Web Blaster」の販売を開始したらしいです。



まあ、簡単に言ってしまえば



彼のアイデアだけ盗んで販売を始めた



ということなんでしょうかね?



<ポイント>


Marvel Entertainmentが持っている特許権⇒「the Web Blaster」


STEPHEN KIMBLE が持っている特許権⇒ 彼が考案&作成したオリジナル(?)おもちゃ



"In 1997, Kimble sued for patent infringement at the US District Court for the District of Arizona. Despite being unsuccessful on infringement grounds, he won a contractual claim and was awarded 3.5% royalties on past, present and future sales of the toy."



彼は、1997年にアリゾナ連邦地方裁判所に



(彼が持っている)特許権侵害を訴えたが、認められず



そのかわり、



a contractual claim (Money needed to be given or paid to a security)

(日本語訳不明)



が認められるかたちとなり、



おもちゃ「the Web Blaster」の過去、現在、将来の売上げの3.5%を



印税として受け取ることが認められたようです。



しかし、話はそこで終わりません。



"In 2001, following an appeal from both parties, a settlement was made whereby Marvel obtained the patent for more than $500,000 and offered Kimble royalties on sales worth 3%"



2001年、Marvel Entertainmentは、



STEPHEN KIMBLE 氏が所有する



おもちゃの特許権を$500,000を超える価格で取得。



STEPHEN KIMBLE 氏に対し、



売上の3%をロイヤリティ(印税)として支払うとした。



"The Web Blaster was then expanded into further products after Marvel licensed it to toy producer Hasbro."



間もなく、



Marvel Entertainment は



玩具メーカー;Hasbro に対し、特許権使用許可を与え、



「The Web Blaster」 の further products(新しい商品)の展開を図ります。



「The Web Blaster」の新バージョンか、



もしくは、そこから派生したおもちゃを作って



販売していたというところでしょうか?



つまり、新しい商品にかかる印税というのは



STEPHEN KIMBLE 氏に支払われていなかったということなのでしょう。



"Believing a contract had been breached, Kimble sued again at the same Arizona district court, although Marvel claimed that royalties would no longer be due after the expiration of the patent in 2010."



そして、2010年に再び



STEPHEN KIMBLE 氏は、契約違反だと主張し、



Marvel Entertainment を訴えた



というのが今回の裁判でございます。



しかし、



今回ご紹介する記事は、裁判そのものではなく、



最高裁判所判事;Elena Kagan の MajorityOpinion(判決書?)が



注目されている記事なんです。。。。



*Opinion:(定義) Law. the formal statement by a judge or court of the reasoning and the principles of law used in reaching a decision of a case.



彼女のオタクチックな面を垣間見ることができたと



アメリカのオタクたちは大喜び。



さてさて、彼女がどのようなコメントを記録に残したのか?



次回に続きます。。。



それでは、また。



参考サイト:


http://variety.com/2015/biz/news/marvel-spider-man-toy-supreme-court-1201525013/


http://www.worldipreview.com/news/us-supreme-court-revives-spider-man-patent-spat-7547

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