- Miyuki Nemoto
インドネシアのお嬢様パート1 ルームメイト3
前回の続き。
ナンシーが帰国し、
新しい留学生がインドネシアからやってきました。
彼女の名前はクリスティ(仮名)。
シンガポールの高校を卒業後、
大学に通うためにアメリカに来たとかで、
英語はかなりのハイレベル。
彼女のお父様は、油田を所有している超お金持ちらしい。
クリスティによれば、
コンドミニアム(日本でいうマンションね。)を
買ってもらう予定だったのだけれど
19歳の女の子の一人暮らしは危ないからと
結局ホームステイすることになったそうです。
クレジットカードを持たせてもらえないと言い、
学校に通うだけなのに、
必ず800ドル~1000ドルの現金を持ち歩いてました。
ちなみに私の所持金は、いつも20ドル程度。。。
なぜ、私がそんなことを知っているかって?
別に彼女の財布を拝見させてもらったわけではなく、
本人が公言してただけです。
最低800ドルはお財布に入ってないと
心配なんだとおっしゃってました。
私みたいに自分で貯めたお金できた、
貧乏留学生とはわけが違うのね。
とちょっぴり、うらやましかったです。(笑)
でも穏やかで優しい女の子でした。
しかも可愛いらしい。(どーでもいいか。)
ある日、
彼女から、一緒にカナダに遊びに行かないかと誘われました。
カナダに行ったことがなかったので、
安易にオッケーを出してしまった私。
クレジットカードがないとホテルの予約が取れないので、
みゆきのカードで払ってくれと頼まれて、
何の疑いもなく、自分のカードで
二人分の飛行機とホテルを予約しました。
お金持ちのお嬢さんだから、
お金に関しては、心配していませんでしたが。。。
実は、彼氏がカナダの大学に留学をしていて、
彼に会いたいので一緒についてきてほしかった、
と飛行機の中で告げられたました。
「利用された?」と一瞬思いましたが、
「カナダに行くの初めてだし、まっ。いいかっ。」 と
いつもの調子であっさり開き直り、
バンクーバーの空港に到着した私たちでした。
カナダ、バンクーバー到着後のエピソードは、
次回に続きます。