- Miyuki Nemoto
アメリカの「入学式」と「卒業式」【なぜ入学式が存在しないのか?】
こんにちは。NEXUSよりネモトです。
入学式を既に終えた方もいらっしゃるかと思いますが、
アメリカには通常入学式はありません。
稀に簡単なセレモニーを実施するところも
あるようですが、ほとんどの学校で入学式はありません。
イチイチ入学式に何を着ていこうとか
迷うこともないし、ラクだよね。
(大学はオリエンテーションがあります。)
すべてにおいて「efficiency(効率の良さ)」を
重要視するのが、 アメリカ。
”Efficiency is the (often measurable) ability to avoid wasting materials, energy, efforts, money, and time in doing something or in producing a desired result. In a more general sense, it is the ability to do things well, successfully, and without waste.”
入学式がない理由も、そこからきていると思うのです。
無駄を省くのが得意なアメリカ人。
だから入学式がないのかもしれないと想像するわけです。
(あくまで推測ですので、あしからず)
いかに簡単に物事を処理できるか?を
常に追求しているのがアメリカ人なのでは
ないかなあと思うのですね。
例えば、家電製品がよい例かと思います。
日本よりも早い時代から共働きが
当たり前になっていたアメリカでは、
「家事の簡素化 = 無駄を省く」 が早くから進み、
食洗器、洗濯機、乾燥機、電子レンジ等が
生まれたのではないか?と推測します。
「TV dinner」とかつて言われた
レンジでチンするだけの冷凍食品も
「efficiency」を重要視するアメリカ人ならではの
商品だったような気がしますが、いかがでしょうか?
(どーでもいいけどコレは電子レンジで使えないよね?)

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/TV_dinner
オーブン又はレンジで温めるだけで夕飯ができたと
当時、忙しいお父さん&お母さんたちは
大助かりと大流行したそうです。
多分、今も売っていると思うけど、
美味しくなかったです。。。
話が前後しましたが、入学式の話に戻ります。
日本のように
親御さんや先生を交えての団体写真を撮るとか
校長先生や招待されてきた政治家のお話を聞くとか
一切ないらしいです。
小さいお子さんの場合(幼稚園や小学校)
初日は学校に連れて行ったとしても
特別な式があるわけではないため、
大イベントという感じは全くありません。
中学校以降は
親御さんが一緒に学校に行くということは一般的にはありません。
卒業式についてもまた、高校と大学ではあっても
保育園、幼稚園、小学校や中学校ではないようです。
ラス曰く、どちらかというと高校の卒業式の方が
大学の卒業式よりも大イベントだそうですが、
義務教育を修了するからという意味合いもあるのでしょうか?
しかし、義務教育である高校ですらも
中途退学する人が日本よりも多いような気がします。
そのため、
GED (General Educational Development test )
日本でいう「大検」を
大人になってから取る人も思った以上に多いです。
大学の場合、中には卒業しても
卒業式はめんどくさいから出ないという人も
結構いるらしく、
ラスも出席しなかったっと言ってました。
とくに大学は日本だと入学できれば、
あとは何とか卒業できる学部がほとんどじゃないですか。
でもアメリカは日本と違って、
入学できても卒業できない人が結構いるので、
卒業式が大イベントなのかなあと思います。
アメリカの場合、せっかく入学しても約3分の1は
辞めてしまうらしいですからね。(私も含めて)
もちろん学校によって違ってきますので、
3分の1はあくまでも一般に言われている数字です。
とかく、ハーバード大学等の名門校では、
中途退学する学生は少ないようです。
というワケで、話が色々前後してしまいましたが、
以上、アメリカの入学式&卒業式のお話でした。
それでは、また。